案件を断るときの返信文テンプレート
案件を断るときは、感謝、今回は受けられないという結論、必要な理由を短く伝えましょう。曖昧に保留し続けるより、判断ができた時点で連絡する方が、相手も別の候補や日程を検討できます。
以下の文例は、主に契約成立前・正式受諾前を想定しています。すでに条件に合意している場合は、紙の契約書が未署名でも、そのまま辞退できるとは限りません。経緯と契約条件を確認し、解除や延期の相談として対応してください。
日程が合わない場合
株式会社○○ ○○様
お世話になっております。VTuberの○○です。
このたびは○○のご相談をいただき、ありがとうございます。
大変恐縮ですが、ご提示の日程はすでに予定があり、今回はお引き受けすることが難しい状況です。
お声がけいただいたところ申し訳ございません。また機会がございましたら、何卒よろしくお願いいたします。
別日なら対応したい場合に限り、「○月以降であればご相談可能です」と追記します。対応するつもりがないのに代案を出す必要はありません。
予算と作業範囲が合わない場合
ご提案内容を確認いたしました。今回の制作内容と素材の利用範囲では、ご提示のご予算内での対応が難しく、現条件でのお引き受けは見送らせていただければと存じます。
もし調整が可能でしたら、○○を対象外とする内容で、別途ご提案することは可能です。
ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。
調整案を出す場合は、金額だけでなく、何が変わるかを明記します。断る結論が決まっているなら、後半は省略して構いません。
商品や企画との相性が合わない場合
このたびはお声がけいただき、誠にありがとうございます。
内容を検討いたしましたが、現在の活動方針と照らし合わせ、今回は参加を見送らせていただきます。
せっかくのご相談にお応えできず恐縮ですが、何卒ご理解いただけますと幸いです。
相手の商品を否定する説明は不要です。苦手な分野や個人的な事情を細かく開示せず、自分の活動方針として伝えましょう。
利用範囲や契約条件が合わない場合
条件をご共有いただきありがとうございます。
素材の利用期間と広告への使用範囲について、現在の権利条件では対応できないため、今回の内容での受諾は難しい状況です。
利用範囲を○○に限定できる場合は再検討可能ですが、現条件での進行は見送らせていただきます。
再検討しない場合は、その部分を省きます。権利については、許諾できる範囲を実際の契約で確認してください。[1] 自分の判断だけで素材制作者の権利まで提供しないようにしましょう。
受諾後に実施が難しくなった場合
○○の実施について、至急ご相談がございます。
○○の事情により、合意済みの○月○日の実施が難しい見込みとなりました。ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
現在の進捗は○○まで完了しております。延期または代替対応の可否と、すでに発生している費用の扱いについて協議させていただけますでしょうか。
○月○日○時までに、改めて状況と対応案をご連絡いたします。
これは一方的な解除通知の文例ではありません。契約上の連絡方法、キャンセル条件、費用精算を確認して使います。対立や不明点がある場合は、フリーランス・トラブル110番などへの相談も検討してください。[2]
返信で避けたいこと
- 断る結論を伝えず、「検討します」と長期間保留する。
- 相手の予算や商品を批判する。
- 事実でない理由や病気を作る。
- 断りながら無条件の将来参加を約束する。
- 受諾済みなのに、契約条件を見ずに一方的に終了させる。
再び相談を受けたい場合の添え方
今後の依頼を歓迎するなら、「○月以降」「配信中心の企画」「広告二次利用なし」など、検討できる条件を1つ添えます。すべての辞退メールへ長い自己紹介を付ける必要はありません。
一方、不審な連絡や強い圧力を伴う相手には、通常の営業対応と同じように返信を続ける必要はありません。送信元の確認を優先し、追加情報を渡さない判断も必要です。
辞退の記録には、案件名、相談日、理由の分類、返信日、今後の対応方針を残しておきます。丁寧に断るためにも、自分が引き受けられる条件を普段から整理しておきましょう。
参考情報と関連リンク
制度・サービス情報の確認日:2026年9月11日。手順や日数の例は実務上の提案です。
- 文化庁:誰でもできる著作権契約マニュアル
- 第二東京弁護士会 厚生労働省委託事業:フリーランス・トラブル110番
企業案件を探す際は、V-staの掲載情報も確認してみてください。応募条件、報酬、問い合わせ窓口は、それぞれの募集内容を確認しましょう。 V-staの掲載情報を見る
あわせて読みたい記事
- 返信につながるVTuber営業メールの書き方
- 案件単価はどう決める VTuberの見積もりの考え方
- その案件を受けて大丈夫 受諾前の7つの判断基準



